スタックの基本
スタックとはデータ構造の1種であり、最初に入れたデータが最後に取り出されるという特徴がある。
スタックについて詳しく知りたい方はWikiなどを参考にしてください。
ja.wikipedia.org
C#におけるスタックの基本的な使用方法
宣言
スタックを宣言するときは、
Stack<型> 変数名 = new Stack<型>();
というように宣言する。
リストなどと同じような宣言方法である。
データの追加
スタックの変数名.Push(格納する値)
データの取得
2つの方法を紹介するが、どちらの場合でも最後に格納したデータが取り出されるという特徴がある。
Popメソッド
スタックの変数名.Pop()
この方法でデータを取得すると取得したデータはスタックから取り除かれるという特徴がある。
Peekメソッド
スタックの変数名.Peek()
この方法でデータを取得すると取得したデータはスタックから取り除かれないという特徴がある。
スタックの大きさの取得
スタックの変数名.Count
スタックの中身を空にする
スタックの変数名.Clear()
サンプルプログラム
これらを用いたプログラムと実行結果を下に示す。
using System.Collections.Generic; using System; public class StackSample { public static void Main() { //int型のスタックの設定 Stack<int> stack = new Stack<int>(); //値の格納 stack.Push(2); stack.Push(-1); //大きさの取得 Console.WriteLine($"スタックの大きさ:{stack.Count}"); //値の取り出し Console.WriteLine($"{stack.Pop()}"); Console.WriteLine($"{stack.Peek()}"); Console.WriteLine($"{stack.Pop()}"); //空にする stack.Clear(); //大きさの取得 Console.WriteLine($"スタックの大きさ:{stack.Count}"); } }
//実行結果 スタックの大きさ:2 -1 2 2 スタックの大きさ:0